先週末、ひどく落ち込みながらも自分の気持ちを整理していて、ふと、「自愛」について、なんかいい本はないかな~と思いふらっと本屋にいった。
で、実際、自愛とか、自分を好きになる系、については、いまいち、いい本がなかったんだけど、帰り際に新刊コーナーでみかけたのが、この本
幸運を引き寄せるインナー・プリンセスの魔法: 心がときめいた瞬間、すべてうまくいく (単行本)1,105円Amazon |
本の内容云々よりも、【インナープリンセス】という用語から、「自分(男です)にも、インナープリンセスがいる!」って直観的にわかってしまったのが衝撃。
ものすごくピンときて、中身も軽く読んで、即買い。
中身としては、対象読者はもちろん女性で、インナーチャイルドを大事にすれば人生うまくいきます、ってまぁタイトルから、想像できるような本なんだけど、
自分は肉体的にも精神的にも「男」で、違和感もないので、セクシャルマイノリティの話ではないのだけど、自分の中に異性としてのインナーチャイルドがいる、そう思うと、「自愛」という言葉が、非常にしっくりくるし、自分を愛する、という意味が、実感をもって感じられる。
ここ2,3日、それを意識しながら生活してみると・・・
たとえば、家の掃除。ちょっと部屋の隅にホコリがたまってる・・・ま、いいか、男だし。これがいままでの認識。
インナープリンセス的な視点になると違う。即、掃除。当たり前。そんな些細な事。
でもそんな些細なレベルから、プリンセスのように、自分を大事にする、って感覚。
自分を責める、についてもそう。「自分を責めるのをやめられない」、というのが、ネガに陥ったときの自分の欠点だったのだけれども、自分の本質、魂が女の子だと思うと、それ以上責められない。
なんで自分を責めるかといえば、「もっとやれただろ!」みたいな、行動原理主義みたいなところがあり、インナーチャイルドが男の子、自分と同性だと思ってると、どうしても叱っちゃうけど、責めるのを止められなかった。でも、女の子だど、よしよししちゃう、みたいな。
今日朝起きてふと思い出したのが、小学校の課外活動と、高校の時の部活動のこと。当時、嫌で嫌でしょうがなかった。
ふつうに考えて、そんな嫌なことならやめればいいんだけど、一度始めたことを辞めるのは「男らしくない」という感覚で、結局最後までやりきってしまった。
結果として、そのことは黒歴史といっても過言ではない、トラウマになってしまい、自分の中に傷として残っていて・・・
でも過去は変えられないし、経験してよかったと思う部分もあるし、それでよしと思っていた。
これもインナーチャイルド的に振り返ると、つまり、同性としての子供の自分に戻ろうとすると「男ならそのぐらいやって当然」って意識になってしまう。これが、「インナープリンセス」だととらえると、「そんな嫌に思ってる事、何がなんでも辞めさせなきゃ」ってなる
自分は、趣味の方向性とかが、かなり女性よりなので「女性性が強い」と思っていたのだが、むしろ、男性性が強すぎて、内的な女性性をずっと無視してきたのだ、とさえ感じる
昔の心理学の先生から、
「あなたの場合は、他人に対して優しくするように、自分に対しても優しくしてくださいね」
みたいなアドバイスをもらったこともあったんだけど、
ご褒美になんか買うとか、そういうことはわりとできたんだけど、
「自分を責めない」という点に関しては、どうしてもできないことが多く、
「だって、何かを達成したいから、自分に鞭打つんだろ」、みたいな男視点の意識は、どうしても外せなかった。
その、ずーっとひっかかっていた、最後の難関が、インナープリンセスをきっかけに、自分の中で、ほぐれてきているようで。
あくまで自分だけの、個人的な感覚なので、まだうまく説明できない感じがある。
そもそも、自分の内面の話なので、インナーチャイルドに男、女の性別もないとは思うけど、というか、性別もそれはどっちでもいい気もしていて、今大事に感じるのは、あえて、自分の内面を、女性(女の子)と意識することで、いままで軽く扱っていた自愛を、より意識することができるってメリット。
インナーガール?ではなく、インナー「プリンセス」に反応するという部分で、何かまだあるんだろうけど。。
とりあえず、いま頭でまとめられるのはこの程度。方向性としては間違いないと思うので、このまま自愛を進めてみる
ガーンと落ち込みはじめたときに、「じゃあどうしたいの?」っていう気分を変えるための思考が自然に浮かんでくるようになった。そこで、改めて視点を変えることで、その落ち込みを緩和できるというか。これも自愛のおかげなんだろうか。
まぁそんなこともあったので、ちょっとブログの内容を変えようと思ってます。もうちょっと前向きに。
コメント